武漢~釜山の直行航路、10月26日から就航

(中国、韓国、日本)

武漢発

2021年10月22日

中国の武漢市政府は10月18日、「中韓直航航路開通試運行特別調整会議」で、武漢市陽邏港から韓国の釜山港への直行航路が10月26日に開通すると発表した。この航路は従来の武漢市と日本の門司港、大阪港、名古屋港をつなぐ航路を延長するもので、10月26日の出航には「華航漢亜1号」、11月3日の出航には「華航漢亜2号」が用いられる(詳細なスケジュールは添付資料参照)。

武漢新港管理委員会と湖北省港湾集団はさらに、500コンテナを搭載できるコンテナ船2隻を共同で建造する計画で、2021年中に入札を完了し、2022年に完工予定で、運用を開始する。湖北省港湾集団の傘下企業である華中港航物流集団の朱从先董事長は、前述の2隻の運営開始後、毎週2便の運航が確保できると述べた。

同委員会の責任者は「武漢市から韓国までの直行航路は、長江中流・上流地域では初めて韓国に直行するもの」と述べた。さらに、武漢市を中心として東アジア、中央アジア、欧州にまたがる国際輸送の新ルートを構築する」と説明した。

新型コロナ禍でも湖北省の貿易は好調

新型コロナウイルス禍でも湖北省の貿易は好調だ。同省政府は10月14日、記者会見で1~9月の同省貿易額が新型コロナ感染前の水準を超えたことを発表した。貿易額は前年同期比31.9%増の3,839億7,000万元(約6兆9,115億円、1元=約18円)で、2019年同期比では39.5%増となった。輸出額は37.5%増の2,431億8,000万元、2019年同期比では42.1%増、輸入額は23.2%増の1,407億9,000万元で、2019年同期比35.2%増だった。今回新たに就航する航路も、湖北省の貿易のさらなる拡大に寄与することが期待される。

(楢橋広基)

(中国、韓国、日本)

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