ロシアで浸透する日本食、輸出には留意点も
(ロシア)
欧州ロシアCIS課
2021年10月18日
ロシアにおける日本食ブラック ジャック ルール ディーラーは年々活発になっているが、輸出手続きや市場の特性に注意すべき点がある。ジェトロはウェビナーを開催し、現地食品市場のトレンドや販路開拓のポイント、食品輸出の留意点について解説した(10月13日)。
ジェトロ・モスクワ事務所の菱川奈津子ダイレクターは、ロシア食品市場の概観や輸出に際し把握しておくべき規制を説明した。日本からロシアへの食品輸出額は増加傾向にあり、近年は緑茶、抹茶が伸びているほか、2020年はウイスキーや清酒といったアルコール飲料が顕著に増加した。また、ロシアに食品を輸出する際には「適合宣言書」を取得する必要があるが、申請者はユーラシア経済連合(EEU)域内の法人または個人事業主に限られている。そのため、日本から輸出する際はロシア企業の協力を得なければならない点に留意したい。
同じくジェトロ・モスクワ事務所の大北祐ダイレクターは、日本食品の流通状況および販路開拓のポイントを解説した。ロシアでは、都市部に限らず地方においても寿司(すし)などを提供するレストランやカフェが多く、日本食が広く定着している。価格の安さが最も重視されるため、「高品質」という特徴のみではロシア市場で注目されにくい。うどんやそば、しょうゆなどの現地生産が拡大しており、ロシア製日本食品が新たな競合となりうるため、今後の動向には要注視だ。
(宮下恵輔)
(ロシア)
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