ワクチン接種完了者に対し、日本から入国後の強制隔離が免除に
(バングラデシュ)
ダッカ発
2021年10月26日
バングラデシュ民間航空局(CAAB)は10月23日、新型コロナウイルス対策に伴う新たな水際措置を発した。対象国・地域をグループAとBに分類し、グループごとに水際措置が実施される。グループBの日本から入国する場合、ワクチン接種完了者は入国時に課されている強制隔離が免除されることになった。主な発表内容は以下のとおり。
- グループBからの入国者で、渡航14日前までに世界保健機関(WHO)が認可する新型コロナワクチン接種完了者は、入国後の強制隔離が免除される。入国時、ワクチン接種証明書を保持すること。
- グループBからの入国者でワクチン未接種の渡航者については、14日間の自宅隔離が必須となる。
- 18歳未満のワクチン未接種の渡航者には、接種を完了した同行家族と同様の措置が適用される。
- 12歳以上の渡航者は、搭乗前72時間以内に実施したPCR検査の陰性証明書を保持すること。
なお、グループA(アルメニア、ブルガリア、エストニア、ジョージア、ラトビア、リトアニア、モルドバ、モンゴル、パレスチナ、ルーマニア、セルビア、スロべニア、ウクライナ)に該当する国・地域から入国する場合、ワクチン接種完了者については、入国後7日間の自宅隔離が求められる。一方、ワクチン未接種者については、政府指定の強制隔離施設(費用は自己負担)において7日間の隔離後、7日目にPCR検査で陰性であれば、隔離終了となる。
現在、バングラデシュの感染状況は落ち着いており、10月(10月1~24日)における1日当たりの平均感染確認者数は490人となっている。今回のバングラデシュ入国後の強制隔離措置の免除により、11月以降、日本からの出張者が増加することが予想される。
(安藤裕二)
(バングラデシュ)
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