ミス中国、ライブコマースで岩手の魅力を発信

(中国、岩手)

盛岡発

2021年08月26日

ジェトロは8月24日、中国の電子商取引(EC)サイト寺庫(SECOO)において、ミス中国が岩手県産品を紹介するライブコマースを実施した。

本事業は経済産業省と連携し実施したもので、「ミス・インターナショナル各国・地域代表」を通じたカジノ ブラック ジャック向け情報発信事業の一環。岩手県では、ミス中国2018の王朝源氏によるライブコマースでの県産品紹介を複数回予定しており、今回はその1回目となった。

2018年度から始まった本事業では、ミス・インターナショナルの代表がライブコマースを通して地域産品を紹介する事例は初めてとなる。中国の消費者、特に若い女性向けに影響力を持つ王氏が出演することで、県産品の認知度の向上、輸出拡大、「新型コロナ禍」後の観光インバウンドの増加につなげる狙いだ。

ライブコマースは、中国時間で8月24日午後2時30分から午後4時30分まで実施され、王氏は午後3時から30分間出演した。冒頭、王氏が写真パネルを使用して岩手県の四季や伝統行事を紹介。後半では、王氏が実際に南部鉄瓶、急須、風鈴を手に取って感想を伝えた。岩手県大連事務所の担当者がともに出演し、各商品の特徴や取り扱い方法を説明し、視聴者に訴求した。

視聴者数は4,000人超と、岩手県の寺庫でのライブコマースでは、過去最大となった。事前に王氏の新浪微博(Weibo)アカウントで視聴を呼び掛けたほか、寺庫サイト内のライブコマース一覧で一定時間最上位に表示し、視聴者を増やす工夫を行った。視聴者からは、「急須の色がきれい」「風鈴がチューリップの形をしている」といったコメントが寄せられた。また、商品の取り扱い方法や種類を尋ねる質問に対しては、県の担当者が口頭もしくはチャットからリアルタイムで回答した。

なお、ミス中国が出演するライブコマースは、2022年1月までに全5回程度の実施を予定している。

写真 王氏と県担当者によるカジノ ブラック ジャックの様子(ジェトロ撮影)

王氏と県担当者によるライブコマースの様子(ジェトロ撮影)

(齊藤美沙季)

(中国、岩手)

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