9月1日から条件付きで外国人の入国許可を再開
(ウルグアイ)
ブエノスアイレス発
2021年08月24日
ウルグアイのルイス・ラカジェ・ポウ大統領は8月10日、外国人の入国許可を9月以降段階的に再開すると発表した。まず、ウルグアイに不動産を所有する外国人については、PCR検査による新型コロナウイルス陰性証明の提示を条件に9月1日から入国を再開する。11月1日からは、ウルグアイに不動産を所有していない一般の外国人についても、新型コロナウイルスのワクチン接種証明とPCRの陰性証明を提示することを条件に入国を認める。
大統領は外国人の入国許可を再開する理由として、新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあることや、集中治療室(ICU)などで治療を受けている重症患者数も減少傾向にあること、国民の65%が所定回数のワクチンを接種済みであること、8月16日から希望者には3回目の接種を開始することなどから、状況が改善していると判断したと説明した。
また、ウルグアイ政府は欧州との直行便運航を増やす方針を掲げ、9月1日からスペイン行きのイベリア航空便を週5便に、11月3日からブラジルのサンパウロ行きのゴル航空便を週4便、12月からコロンビア行きのアビアンカ航空便を週3便に増加すると発表した。
ウルグアイ国家緊急システム(SINAE)によると、8月20日時点の新規感染者数は157人、累計感染者数は38万3,903人、累計死者数は6,015人。
(山木シルビア)
(ウルグアイ)
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