ブラック ジャック ルール ディーラー、交通機関の運休など移動に制限も
(中国)
上海発
2021年08月06日
中国・江蘇省では7月20日、南京禄口国際空港の定期PCR検査で、空港職員の新型コロナウイルスの新規感染が確認されてから、省内での感染者数が増加している。8月4日にも新規感染者が40人確認され、7月20日~8月4日の累計感染者数は、感染者が集中する南京市で227人、揚州市で162人となった。
江蘇省政府の8月3日の記者会見によれば、南京市の感染者(220人、3日時点)のうち、空港職員が全体の44%(清掃員など含む)、職員ではない空港関係者(52%)を含めると、96%以上が空港関係者だった。南京市の新規感染者数は7月25~27日をピークに減少傾向にあるが、南京市政府によれば、感染者が退院する際には、直接自宅に戻ることはできず、まずはリハビリ病院で14日間の隔離が必要となる。また、自宅でさらに14日間の隔離が求められるため、退院後約4週間を経て、初めて外出が可能となるという。
揚州市での感染拡大の原因は、南京市で感染した人が揚州市の親戚宅を訪問後、商店や市場のほか麻雀室など、人の密集する場所を訪れたためとされる。揚州市の感染者のうち、麻雀の関係者が全体の64%を占め、少なくとも3つの麻雀部屋で感染者が確認されるなど、感染が拡散した。揚州市では8月4日にも新規感染者36人を確認、依然として感染拡大が続いている。
こうした状況を受け、南京市、揚州市では、市内全ての高速バスの運行を停止、タクシーの市内外への移動も禁止となった。また、両市を経由する高速バス、旅行バスなどは、両市での乗り降りを禁止した。両市の空港を発着する国内便も運休、南京市では地下鉄も部分的に運休している。
さらに、江蘇省内の4万5,371カ所の将棋・カードゲーム室や麻雀室が営業を停止し、8月に開催予定だった19の大型イベントは全て中止または延期となった。日系企業などで構成される江蘇省内の日商クラブによると、8月に予定していたイベントについて、中止やオンライン開催への変更、9月以降に延期するといった対応を迫られている。
(尹世花)
(中国)
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