ワクチン接種完了を条件に観光ビザでの入国許可を8月1日から再開
(サウジアラビア)
リヤド発
2021年08月02日
サウジアラビア観光省は7月30日、新型コロナウイルス感染拡大の影響により受け入れを一時停止していた観光ビザに関し、8月1日以降、政府が指定したワクチン(注)を接種済みの渡航者は、(1)入国時のワクチン接種証明書の提示、(2)政府の電子ポータルサイトへの接種ブラック ジャック 遊び方の登録、(3)入国の72時間前以内に検査したPCR検査陰性証明書の提示を条件に入国の受け入れを再開し、入国後7日間の隔離規制を免除する旨を発表した〔7月30日付サウジアラビア国営通信(SPA)〕。
サウジアラビアでは、新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年3月15日に国際線運航を一時停止して以降、観光ビザによる入国の一時停止が継続しており、約1年4カ月ぶりの再開となる。
当地では2019年9月末に初めて観光ビザが解禁となり、2020年3月に入国停止となるまでに、約40万人以上に対して観光省が観光ビザを発行し、サウジアラビアを訪問した、との報道もされていた。政府は観光および同関連産業による国内経済牽引に力を入れており、今回の観光ビザ再開にも政府の期待が感じられる。国内の観光地としては、2021年7月24日にサウジアラビア南部ナジュラーン州の岩絵群が、サウジアラビア6カ所目のユネスコ世界遺産に認定されたばかりだ。
最新の入国条件は観光省のウェブサイトに掲示されており、電子ビザ申請の際に詳細を確認する必要がある。
(注)ファイザー・ビオンテック製ワクチンは2回接種、アストラゼネカ製2回接種、モデルナ製2回接種、ジョンソン・エンド・ジョンソン製1回接種の完了が条件。なお、シノファーム製およびシノバック製ワクチンの接種が2回完了している観光客については、政府指定の前述の4種ワクチンのうち、いずれか1種類の追加接種を1回している必要がある。
(柴田美穂)
(サウジアラビア)
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