第1四半期の新車販売は前年同期比30%増、日本車は60%増
(エジプト)
カイロ発
2021年05月07日
エジプト自動車市場カジノ 無料 ゲーム委員会(AMIC)によると、2021年第1四半期(1~3月)の新車販売台数は6万9,221台で、前年同期比30.8%増となった。特に3月は、前年同月比49.1%増となった。
第1四半期の新車販売において、輸入完成車は4万1,216台(前年同期比35.7%増)、現地組立乗用車は2万8,005台(24.2%増)となった。部門別でみると、乗用車やトラックの販売台数が大幅に増加し、バスの販売台数は減少した。また、2021年第1四半期の新車販売台数(部門別)のポイントは以下のとおり。
- 乗用車:5万758台(前年同期比37%増)
- トラック:1万2,362台(39%増)。約6割が小型トラック
- バス:6,101台(13%減)。約9割が小型バス
- 合計販売台数:6万9,221台(30.8%増)。輸入完成車と現地組立車の合計
日本ブランド車の販売も増加
2021年第1四半期の乗用車販売(輸入・現地組立車の合計)において、日本ブランド車は、前年同期比60.2%増となった。同様に、韓国ブランド車は51.5%、中国ブランド車は58.3%増と高い伸びを示した。前年に販売が増加した欧州ブランド車は、1.9%増にとどまった。
2016年に変動為替相場制へ移行したことで現地通貨価値は急落し、新車の販売は伸び悩んでいたが、人口増加や経済成長、中央銀行による政策金利引き下げなどを背景に、2019年以降の販売台数は回復傾向にある。2020年の「新型コロナウイルス禍」においても、新車販売台数は堅調に伸びている。なお、ジェトロ・分析レポート「2020年の新車販売は23万台、前年比26.8%の大幅増」(2021年3月3日)も参考のこと。
(井澤壌士)
(エジプト)
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