劇場版「鬼滅の刃」、ロシアでアニメ史上最高の初動興行収入を記録
(ロシア、日本)
サンクトペテルブルク発
2021年05月31日
アニメ「鬼滅の刃」がロシアでも好評だ。日本で大ヒットした劇場版「鬼滅の刃・無限列車編」が5月20日にロシアで公開され、同週末の興行収入ランキング2位となり、アニメ映画としては過去最高の初動を記録した。
映画ニュースサイト「キノビジネス」(5月25日)によると、5月20~23日の興行収入ランキングで「鬼滅の刃」は2位となる5,700万ルーブル(約7,980万円、1ルーブル=約1.4円)だった。公開2日間の初動興行収入は、ロシアにおけるアニメ映画として最高額を記録した。
ロシアの映画関係者は、「鬼滅の刃」の興行収入のさらなる拡大を見込んでいる。ロシアにおけるアニメ映画の総興行収入は「メアリと魔女の花」の8,400万ルーブルが最高記録だが、キノビジネスは「鬼滅の刃」がこの記録を間違いなく上回るとみている。映画館チェーン「カロ」のオリガ・ジニャコワ社長は、ロシアにはアジアの文化・アニメの愛好者が一定数いるとしつつも「『鬼滅の刃』の躍進は想定を上回るもの」と述べている(「イズベスチヤ」5月25日)。
ロシアでは、新型コロナウイルス感染防止対策として導入されていた経済活動制限措置が1月以降、段階的に緩和されてきている。サンクトペテルブルク市の映画館やコンサートホール、劇場などは定員の75%を上限に営業が許可されている。
劇場版「鬼滅の刃」の日本国内での興行収入は400億円を突破し、歴代1位を樹立。既に米国(関連ブラック ジャック ディーラー)や中南米()などでも上映され、好評を博している。
(一瀬友太)
(ロシア、日本)
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