輸出入食品安全管理弁法、2022年から施行

(中国)

農林水産・食品市場開拓課

2021年05月24日

中国税関総署は4月12日、「中国輸出入食品安全管理弁法外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」(税関総署令第249号、ジェトロ仮訳PDFファイル(663KB))を公布した。2022年1月1日に施行される。

この弁法施行に伴い、従来の「輸出入食品安全管理弁法」(旧国家品質監督検査検疫総局令第144号)と、「輸出蜂蜜検査検疫管理弁法」(旧国家検査検疫局令第20号)、「輸出入水産物検査検疫監督管理弁法」(旧国家品質監督検査検疫総局令第135号)、「輸出入肉類製品検査検疫監督管理弁法」(旧国家品質監督検査検疫総局令第136号)、「輸出入乳製品検査検疫監督管理弁法」(旧国家品質監督検査検疫総局令第152号)、「輸出食品製造企業届出管理規定」(旧国家品質監督検査検疫総局令第192号)は廃止となる。

本弁法の公布に当たっては、2020年6月11日付で意見募集稿が公告され、同年11月にはSPS通報された(注)。本弁法第30条では「輸入保健食品、特殊用途食品の中国語ラベルは最小販売包装の上に必ず印刷しなければならず、貼付してはならない」と規定しているなど、新たに追加した条項もあるため、中国向けに農林水産物や食品を輸出する事業者等は十分な注意が必要だ。

(注)WTOのSPS協定(衛生植物検疫措置の適用に関する協定)で、WTO加盟国は食品安全または動植物の健康に関する措置を新たに制定・変更する際、それが他国の貿易に大きな影響を及ぼす可能性がある場合には、制定・変更内容を他の加盟国に事前に知らせなければならないことになっている。

(川原文香)

(中国)

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