2020年の失業率は5.0%、2015年以降初めて悪化
(ルーマニア)
ブカレスト発
2021年04月27日
ルーマニア統計局は4月20日、2020年の失業率は5.0%だったと発表した。前年比で1.1ポイント上昇し、2015年以降改善し続けていた失業率が悪化に転じた(添付資料図参照)。ILOの国際基準による2020年の労働力人口は897万3,000人、このうち失業者が45万2,000人だった。
年齢層別では、15~24歳の失業率が17.3%と最も高く、性別でみると、男性の失業率が5.3%、女性が4.7%だった。教育水準別では、低学歴者が8.1%、中学歴者が5.1%と高かった一方、高学歴者は2.2%と低かった。
国家戦略予測委員会(CNP)の2021年1月時点の予測によると、2021年の失業率は2020年より改善し、4.5%と見込んでいる 。
(ミンドル・ユニアナ、西澤成世)
(ルーマニア)
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