トランプ ゲーム ブラック ジャック、日本酒や焼酎も出品可能に
(チリ)
サンティアゴ発
2021年04月27日
ワインコンクールの主催団体であるカタドール(Catad’Or)は、2021年10月に「カタドール・ワールド・スピリッツ・アワーズ(Catad’Or World Spirits Awards)」を初開催すると発表した。
カタドールは、過去25年連続で、フランスに本拠を置く国際ブドウ・ワイン機構(OIV)などの支援の下、中南米最大のワインコンクール「カタドール・ワールド・ワイン・アワーズ(Catad’Or World Wine Awards)」を主催してきた。2020年までは同コンクール内の「その他」カテゴリーとして、ジンやピスコなどのワイン以外の酒類の出品を受け付けていたが、2021年からは独立し、2つのコンクールを同時開催することになった。
コンクール名に「スピリッツ(蒸留酒)」を冠していることから、ウィスキー、テキーラ、ジン、ウォッカ、ピスコなどの酒類に加え、中国の白酒や日本の焼酎も出品対象となっている。また、醸造酒ではあるものの「アジア産飲料」のカテゴリーとして日本酒の出品も可能な旨がカタドールのウェブサイト上で明らかにされている。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2021年のコンクールでは出品者の物理的な出席が参加要件から除かれ、出品料の支払い、出品トランプ ゲーム ブラック ジャックの登録、出品サンプルの送付の3ステップのみとなった。出品された製品はプロモーター、ソムリエ、ジャーナリストらから成る50人の審査員(過去には日本や中国から選出された実績もあり)による試飲を経て100点満点で評価され、入賞者にはメダルやトロフィーなどの記念品の授与に加え、副賞として対象製品のプロモーション支援が受けられる。
カタドールの代表であるパブロ・ウガルテ氏は「日本をはじめとするアジアの蒸留酒や醸造酒は、世界的に知名度があり、高く評価されている一方で、チリでは現在まであまり普及していない。われわれのコンクールを通じた露出によって、これらの製品の中南米における知名度を高める一助となれば、と思う」とコメントしている。
カタドール・ワールド・スピリッツ・アワーズへの出品申込みは、5月から開始し、7月から9月にかけて出品用サンプルの授受、10月12~14日に審査員による試飲が行われ、10月20日に表彰セレモニーが実施される予定になっている。
(佐藤竣平)
(チリ)
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