5月15日付の内閣改造人事、ローレンス・ウォン氏が財務相就任
(シンガポール)
シンガポール発
2021年04月26日
シンガポールのリー・シェンロン首相は4月23日、5月15日付の内閣改造人事を発表した。内閣改造は、ヘン・スイキャット副首相兼財務相兼経済政策調整相が4月8日、次期首相候補の地位を、自身の年齢を理由に辞退する意向を表明したのを受けてのもの。リー首相は4月8日に、ヘン氏が副首相と経済政策調整相の地位を維持するものの、次の内閣改造で財務相の座を退くことを明らかにしていた。
今回の内閣改造は、15の省のうち7つの省で大臣が交代する大幅な改造人事となった。財務相には、第4世代の指導層の首相候補の1人とみられるローレンス・ウォン教育相が就任する。教育相には、同じく第4世代指導層の1人、チャン・チュンシン貿易産業相が就任。また、貿易産業相は、ガン・キムヨン保健相が就く。保健相にオン・イエクン運輸相が就任し、ローレンス・ウォン氏と共に、新型コロナウイルスの政府タスクフォースの共同委員長を務めることになる。
さらに、運輸相はイスワランブラック ジャック ブラック クイーン通信相が務める。ブラック ジャック ブラック クイーン通信相には、ジョセフィン・テオ人材相の就任が決まった。このほか、人材相には、2020年7月10日の議会選挙で政界入りしたタン・シーレン首相府兼第2人材相が登用された。5月15日付の内閣改造による新内閣の顔ぶれは添付資料のとおり。
(本田智津絵)
(シンガポール)
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