在タイ日系企業数が5,856社に、前回調査から412社増加

ジェトロは3月29日、「タイ日系企業進出動向調査2020年」を発表した。同調査実施は2017年10月から約3年半ぶり4回目となる。今回、タイで活動が確認された日系企業は5,856社あり、前回調査の5,444社と比較して412社の増加となった。

業種別にみると、1位「製造業（2,344社）」、2位「卸売業・小売業（1,486社）」、3位「サービス業（1,017社）」となっており、「サービス業」が前回調査の896社から121社増加し、調査開始以降初めて1,000社を超えた。製造業は前回調査の2,346社とほぼ横ばいの2,344社となり、卸売業・小売業は前回調査の合計1,360社から126社増加し1,486社（卸売業1,392社、小売業94社）となった。

日本側株主として大企業が出資した企業数割合は全体の47.6％で、中小企業および個人は合わせて52.4％と、前回調査から増加し、引き続き過半数を占める結果となった。

なお、事務所の所在地はバンコクを含む周辺10都県に全体の95％が集中しており、中でもバンコクは53％を占めた。

（高橋紗代、岡本泰）