上海で佐賀県陶磁器のオンライン商談会開催

ジェトロは「佐賀県陶磁器オンライン商談会」を3月18日、上海で開催した。「佐賀県陶磁器アジア市場開拓スタートアップ事業」（注）の一環として実施されたもので、佐賀県の陶磁器企業8社と中国バイヤーが57件商談した。

イベントでは、佐賀県の陶磁器企業が貿易商や飲食店、美術館など40社を超える中国バイヤーとオンライン形式で商談を行った。陶磁器の色艶や重さ、手触りなどが確認できるよう、会場内には展示用の陶磁器サンプル（計32点）が設置された。来場バイヤーは展示スペースで実物を見てから、商談意向のある陶磁器企業の商談テーブルに移動し商談した。

来場バイヤーからは、佐賀県内の産地の違い、OEM生産の可能性、商品のパッケージなどに関する質問があった。新たに陶磁器の取り扱いを始めるために来場したバイヤーの姿も見られ、大型の発注希望が寄せられた商談もあった。

中国ではSNSアプリ「微信」（WeChat）を通じてブラック ジャック ディーラー上の連絡を行うケースが多い。佐賀県の企業も商談会前にあらかじめWeChatアカウントを開設するなど準備した。オンライン商談中に画面越しに中国バイヤーと連絡先を交換する光景も見られた。

（注）佐賀県の受託事業で実施。

（岸本優子、張俊俊）