ドン・キホーテ運営会社、米カリフォルニア州の米系スーパー買収

ディスカウント店のドン・キホーテなどを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス（PPIH）は2月24日、米国カリフォルニア州でプレミアムスーパーマーケットチェーンのゲルソンズ（Gelson's）を運営する企業グループの持ち株会社GRCY ホールディングスの全株式を取得すると発表した。株式取得日は2021年4月を予定している。

1951年創業のゲルソンズは、南カリフォルニアに27店舗を展開しており、2020年12月期の売上高は8億7,230万ドル（注）。ロサンゼルスやその周辺地域では人口増加が続いており、今後も新規出店や既存店舗の集客増による継続的な発展が見込めると判断したとみられる。PPIHはギャンブル ゲーム 無料事業について、2024年6月期に「126店舗体制、売上高3,000億円、営業利益8%」を目指す3カ年計画を策定しており、今回の買収はその一環とみられ、ギャンブル ゲーム 無料事業の売上高が2,000億円規模に増加する。

PPIHは2013年に日系スーパーのマルカイ（Marukai Corporation）を買収し、既にカリフォルニア州でスーパーマーケット事業を展開している。PPIHは発表の中で「当社グループの既存の北米事業との間で、仕入れや資材調達などにおけるスケールメリットや経営効率の改善などのシナジーも見込めるため、成長はさらに加速する」としている。

（注）決算確定前のため、見込み値。

（永田光）