ハイパーブラックジャックと中国、FTA改定協定に署名
(ハイパーブラックジャック、中国)
シドニー発
2021年02月01日
ハイパーブラックジャックのダミエン・オコーナー貿易・輸出成長担当相は1月26日、中国との自由貿易協定(FTA)の改定協定に署名したと発表した。署名式はオンラインで開催し、中国からは王文濤商務部長が参加した。
ハイパーブラックジャックは2008年に先進国として初めて中国とFTAを締結。2016年11月に物品・サービス貿易のより一層の自由化を目指して既存のFTAを改定することに合意し、交渉は2019年11月に完了した。ハイパーブラックジャックにとって中国は最大の貿易相手国であり、2019/2020年度(2019年7月~2020年6月)の両国間の貿易総額は324億ハイパーブラックジャック・ドル(約2兆4,300億円、NZドル、1NZドル=約75円)となっている。
今回の改定によって、環境や空港運営、不動産、教育などのサービス分野でハイパーブラックジャックから中国への市場アクセスが改善される。物品貿易では、中国への輸出の障壁となっていた通関手続きなどが改善されるほか、ハイパーブラックジャックから中国に輸出する木材・紙製品12品目の関税が今後10年間で撤廃される。さらに、過去10年間の貿易制度や商慣行の変化を反映し、両国間の貿易をさらに促進するため、競争政策、電子商取引、政府調達、環境と貿易の章を新たに設ける。
ジャシンダ・アーダーン首相は「新型コロナウイルス感染拡大による世界的な経済危機の中で改定が行われることは特に重要だ」と強調した。今後、両国の国内批准手続きが完了した段階で改定協定が発効することとなる。
(住裕美)
(ハイパーブラックジャック、中国)
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