新型コロナウイルスのワクチン接種キャンペーンを開始、国王も接種
(モロッコ)
ラバト発
2021年02月03日
モロッコで1月28日に新型コロナウイルスのワクチン接種キャンペーンが始まり、モハメッド6世国王が国内初のワクチン投与を受けた。
モロッコ政府は、国民約3,300万人を対象として6,600万回分のワクチンを確保したと発表しており、現時点では、アストラゼネカ(英国)のワクチン200万回分、シノファーム(中国)のワクチン50万回分が既にモロッコ国内に届いたとしている。
ワクチン接種キャンペーンの最初の段階では、国内で感染が拡大するカサブランカ、ラバトなどの都市の40歳以上の医療従事者、45歳以上の教育関係者、公共機関のスタッフ、軍隊、75歳以上の国民からワクチン接種が開始される。キャンペーンは段階的に行われ、最終的には17歳以上の国民、在留許可を持つ居住者が接種することを目標としている。ワクチンは希望者が接種することができ、費用は無料だ。
(石橋洋一郎)
(モロッコ)
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