新型コロナ感染拡大鈍化するも夜間外出禁止令を延長、学校は再開

ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領は1月3日、新型コロナウイルス感染への対応策に関する演説を行い、夜間外出禁止令（午後10時～翌日午前4時）を3月12日まで延長すると発表した。また、交通機関の利用者は私用車であっても車内でのマスク着用が義務付けられ、公共機関は乗客の乗車率を60％以下に抑えなければならない。一方で、2020年3月15日から約10カ月間、一部の学年を除き閉鎖措置が取られていた学校は、国家の義務だとして1月4日に全面的に再開した。また、陽性率は減少傾向にあるものの、感染拡大の可能性に留意するとした。全ての学校は保健省と教育省のガイドラインに従って対応することとなる。

ケニアの新型コロナウイルス累計感染者数は1月4日時点で9万6,908人。在ケニア日本大使館によると、1月に入って1日当たりの感染者数は約100～200人で、10～11月の約1,000～1,500人に比べ鈍化しており、陽性率は3.2～4.3％の間で推移している。

（久保唯香）