衛生緊急事態10度目の延長、新規感染者数は減少傾向
(モロッコ)
ラバト発
2021年01月08日
モロッコ政府は1月7日の閣議で、1月10日まで延長されている「衛生緊急事態」()を2月10日午後6時までさらに延長すると発表した。モロッコでは、2020年3月19日に1回目の「衛生緊急事態」を発令して以降、今回で10度目の衛生緊急事態の延長となる。
モロッコ保健省の発表によると、新型コロナウイルスの1月7日の新規感染者は1,597人、死者数は27人、累計感染者数は44万8,678人、累計死者数7,645人となっている。アフリカ大陸においては、南アフリカ共和国に次いで2番目の感染者数となる。モロッコでは、引き続き感染が広がっているが、新規感染者数は2020年11月に1日当たり6,000人台とピークを迎えた後、12月は2,000~4,000人台、2021年1月は1,000人台となり、減少傾向にある。
モロッコ国内では、新型コロナウイルスの変異種は確認されていないが、状況により今後、モロッコ政府から新たな規制措置が敷かれる可能性があることから、今後も政府の発表、現地報道を注視していくことが必要だ。また、2021年1月13日までの規制強化(関連ブラック ジャック オンライン)は、引き続き継続中だ。
(石橋洋一郎)
(モロッコ)
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