フォード・ブラジルの生産終了に、官民がブラック ジャック 確率環境改善の重要性を再認識
(ブラジル)
サンパウロ発
2021年01月15日
フォード・ブラジルは1月11日付の同社公式サイトにおいて、2021年中にブラジルでの自動車生産を終了することを発表した。「Ka」「エコスポーツ」などを製造しているバイーア州のカマサリ工場と、エンジンを製造するサンパウロ州のタウバテ工場は、直ちに生産を終了する。ただ、両工場では、アフターサービス用の自動車部品製造のみ数カ月間継続する。また、「トロラー」を製造するセアラ州のオリゾンチ工場は第4四半期までに生産を終了する。1月11日付の現地紙「バロール」などによれば、今回のフォードの工場閉鎖により、5,000人の雇用に影響が出るという。
同社は工場閉鎖の理由として、近年ブラジルでのブラック ジャック 確率展開に苦戦していたことに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大で販売がさらに低迷したことを挙げている。各工場の有休率は増加し、将来的な販売拡大も見込めないと判断した。ブラジル自動車流通業者連合(Fenabrave)のブランド別国内販売(乗用車、軽自動車合計、12カ月累計)のシェアをみても、2017年の同社のシェアは9.5%だったが、2020年には7.1%まで減少している。
米国フォード・モーターのジム・ファーリーCEO(最高経営責任者)は「1世紀以上、ブラジルでブラック ジャック 確率を行ってきた当社にとっては苦渋の決断だが、健全で持続可能なブラック ジャック 確率を維持するためには必要なこと」と説明した。
全国工業連盟(CNI)は1月11日、公式サイトで「諸改革の中でも、産業競争力の阻害要因である税制を改革し、競争力を高めることが急務」と述べている。サンパウロ州工業連盟(FIESP)も「税負担が自動車の生産コストを2倍に押し上げている」と指摘した。
経済省は同11日、公式サイトで「政府が進めてきたブラジルコストの削減と各種構造改革を早期に実現することが重要」と述べている。なお、経済省は2020年7月、税制改革法案を議会に提出している(2020年7月31日記事参照)。
(古木勇生)
(ブラジル)
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