2020年の世界の直接無料 カジノ ゲーム額、1990年代水準まで下落、中国が初めて首位に

(世界)

国際経済課

2021年01月26日

国連貿易開発会議(UNCTAD)が1月24日公表した報告書PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)によると、2020年の世界の対内直接無料 カジノ ゲーム額は前年比42%減の8,590億ドルと推計される。無料 カジノ ゲーム額の水準としては、2008~2009年のリーマン・ショック時を3割以上割り込み、1990年代並みに落ち込んだこととなる。UNCTADの公表値は、153カ国・地域のデータを網羅したもので、2020年通年の世界全体の直接無料 カジノ ゲーム額を取りまとめたのはこれが初めてだ。

特に先進国・地域の対内直接無料 カジノ ゲーム額は69%減の2,290億ドルへと激減、25年前の水準にまで落ち込んだ。2020年の世界の無料 カジノ ゲーム減の8割近くが先進国・地域の下落で説明できる。特に、米国向け無料 カジノ ゲームは49%減の1,340億ドルへと半減し、後述する通り中国に抜かれることとなった。小売りサービス、金融サービスや製造業全般を中心に減少幅が大きかった。

途上国・地域向け無料 カジノ ゲームも、12%減の6,160億ドルに減少したが、世界全体に占める割合としては、過去最高となる72%を記録した。中南米・カリブ向けが37%減、アフリカが18%減、アジアが4%減と、軒並み減少した。その中にあって、中国の対内直接無料 カジノ ゲーム額は前年比4%増の1,630億ドルとなり、第2位の米国を抜いて初めて世界最大の無料 カジノ ゲーム受け入れ国に浮上した。特に、ハイテク産業向けの無料 カジノ ゲームが11%増と躍進、情報通信や医薬品分野での対中M&Aも増加した。他国・地域に先んじて新型コロナウイルス感染から回復した中国に無料 カジノ ゲームが振り向けられたとみられる。

今後の見通しも厳しい。今回の報告書でUNCTADは、2021年に関する明確な予測値を出していないものの(注)、依然として新型コロナを取り巻く状況は不透明で、無料 カジノ ゲーム動向も見通しづらい状況は続く。実際、2020年に発表されたグリーンフィールド無料 カジノ ゲーム案件数は前年比35%減と、先行きは明るくない。UNCTAD無料 カジノ ゲーム・企業部門のジェームズ・チャン氏は、今後も新型コロナの影響が及ぶことから、無料 カジノ ゲーム家の慎重姿勢は変わらないと見通した。一方で、UNCTADは技術やヘルスケアといった、新型コロナによる無料 カジノ ゲームがむしろ増加する分野でM&Aが活発化することに期待も見せた。

(注)UNCTADが2020年6月に発表した「世界無料 カジノ ゲーム報告書」時点では、2021年の世界の直接無料 カジノ ゲーム額は前年比で5~10%減少、2022年に上昇に転じると推計。

(吾郷伊都子)

(世界)

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