アーダーン首相、新内閣の閣僚名簿を発表
(ニュージーランド)
シドニー発
2020年11月04日
ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は11月2日、新内閣の閣僚名簿を発表した(添付資料参照)。アーダーン首相率いる労働党は、10月17日の議会総選挙で単独過半数を獲得し、圧倒的な勝利を収めた(関連ブラック ジャック やり方)。新内閣では、新型コロナウイルスへの対応と経済回復に重点を置き、閣僚経験者を重用した。
副首相にはグラント・ロバートソン財務相が就任し、引き続き財務相を務めるとともに、インフラ担当相も兼任し、経済回復における主要な政策を担うこととなった。隔離施設の運営、入国規制、感染検査や接触追跡などの新型コロナウイルスへの対応を強化するため、「新型コロナウイルス対策担当相」を新設し、7月から保健相を兼任していたクリス・ヒプキンス教育相を任命した。また、マオリ発展担当相を務めていたナナイア・マフタ氏は、女性として初めて外務相に就任した。
労働党と議会運営で協力する合意を交わした緑の党からは、ジェームズ・ショー共同党首が気候変動問題担当相を引き続き務め、マラマ・デビッドソン共同党首は家庭内および性暴力防止担当相を務めることとなった。
アーダーン首相は、「今後3年間は、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、非常に困難な時期を経験することになるだろう」と述べ、「厳しい状況の中で、国民を感染から守り、経済回復計画を推進するには、経験豊富な閣僚が主導していくことが重要だ」と期待を寄せた。新内閣は、11月6日に正式に発足する。
(住裕美)
(ニュージーランド)
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