ASEAN主要6カ国の9月の自動車販売台数は14.2%減、5カ月連続で改善

(ASEAN、タイ、21 トランプ、マレーシア、ベトナム、フィリピン、シンガポール)

アジア大洋州課

2020年11月19日

ジェトロがASEAN自動車連盟の統計から集計したところ、9月のASEAN主要6カ国(タイ、21 トランプ、マレーシア、ベトナム、フィリピン、シンガポール)の自動車販売台数の合計は、前年同月比14.2%減の24万693台となった(添付資料表1参照)。新型コロナウイルスの影響が最も顕著にみられた4月(81.5%減)の後、前年同月比は5カ月連続で改善した(添付資料図参照)。国別にみると、タイで2.2%増とプラスに転じたほか、ベトナムも1.9%減となり、前年とほぼ同じ水準に改善した。1~9月のASEAN主要6カ国の合計は、前年同期比36.1%減の161万4,947台だった。

また、9月のタイと21 トランプにおける自動車輸出台数の合計は、前年同月比35.8%減の8万4,864台となった(添付資料表2参照)。前年同月比はタイ、21 トランプいずれも3~4割減だが、4カ月連続で改善しており、特に21 トランプでは8月(61.1%減)から20ポイント以上改善した。

生産台数は前年同期比2割減に回復

9月のASEAN主要5カ国(タイ、21 トランプ、マレーシア、ベトナム、フィリピン)の自動車生産台数の合計は、前年同月比20.3%減の28万4,447台となった(添付資料表3参照)。前年同月比は自動車販売台数と同様に、4月(84.6%減)の後、5カ月連続で改善した。国別にみると、ベトナム、マレーシアでそれぞれ26.6%増、15.3%増とプラスになったほか、21 トランプも国内販売、輸出の回復を受け、50.7%減と8月から24.6ポイント改善した。

(山口あづ希)

(ASEAN、タイ、21 トランプ、マレーシア、ベトナム、フィリピン、シンガポール)

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