米報道などにみる「バイデン政権」誕生の場合の閣僚候補
(米国)
米州課
2020年11月09日
米国大統領選挙でバイデン候補の勝利が確実になったことを受け、米メディアやロビイング会社などは、バイデン政権になった場合の閣僚候補をさまざまに報じ始めている。名前の上がる主な候補は以下のとおり。
- 国務長官:スーザン・ライス(元国家安全保障担当大統領補佐官、国連大使)、アントニー・ブリンケン(元国務副長官)、クリス・クーンズ上院議員(デラウエア州選出)
- 国防長官:ミッシェル・フロノイ(元国防次官)
- 財務長官:ラエル・ブレイナード〔連邦準備制度理事会(FRB)理事〕、エリザベス・ウォレン上院議員(マサチューセッツ州)、サラ・ブルーム・ラスキン(元財務副長官)、ロジャー・ファーガソン(元FRB副議長)、ジャネット・ルイーズ・イエレン(元FRB議長)(注)
- 司法長官:ダグ・ジョーンズ上院議員(アラバマ州、ただし今回選挙で落選)、サリー・イエイツ(元司法副長官)、ハビエラ・ベセラ(カリフォルニア州司法長官)
- 国土安全保障長官:アレハンドロ・マヨルカス(元国土安全保障副長官)
- 保健福祉長官:ミシェル・ルーハン・グリシャム(ニューメキシコ州知事)、ビベック・マーシー(元公衆衛生局長官)、マンディ・コーエン(ノースカロライナ州保健長官)
- エネルギー長官:アーネスト・モニツ(元エネルギー長官)、エリザベス・シャーウッド・ランドール(元エネルギー副長官)、ダン・ライカー(元エネルギー次官補)、ジェイ・インズリー(ワシントン州知事)
- 内務長官:トム・ユーダル上院議員(ニューメキシコ州)、マーティン・ハインリッヒ上院議員(ニューメキシコ州)、デブ・ハーランド下院議員(ニューメキシコ州)
- 農務長官:ハイディ・ハイトキャンプ元上院議員(ノースダコダ州)、シェリ・ブストス下院議員(イリノイ州)、マーシア・ファッジ下院議員(オハイオ州)
- 商務長官:メグ・ホイットマン(Quibi CEO/元eBay CEO)、メロディ・ホブソン(アリエル・インベストメント共同CEO)、テリー・マコーリフ(元バージニア州知事)
- 労働長官:ジュリー・スー(カリフォルニア州労働長官)、アンディ・レビン下院議員(ミシガン州)、ウィリアム・スプリッグス〔アメリカ労働総同盟・産業別組合会議(AFL-CIO)チーフエコノミスト〕
- 教育長官:リリー・エスケルセン・ガルシア(元全米教育協会会長)、ランディ・ワインガーテン(全米教員連盟会長)、リンダ・ダーリング・ハーモンド(スタンフォード大学名誉教授)
- 住宅都市開発長官:アルビン・ブラウン(元ジャクソンビル市長)、 マイケル・ナッター(元フィラデルフィア市長)、カレン・バス下院議員(カリフォルニア州)
- 運輸長官:エリック・ガルセッティ(ロサンゼルス市長)、ベス・オズボーン(元運輸次官補代行)、アール・ブルメナウアー下院議員(オレゴン州)
- 通商代表:ジミー・ゴメス下院議員(カリフォルニア州)、ステファニー・マーフィー下院議員(フロリダ州)、 ネルソン・カニングハム(元バイデン氏の法律顧問)
- 退役軍人長官:ピート・ブティジェッジ(前インディアナ州サウスベンド市長)、ジェイソン・カンダー(元ミズーリ州務長官)、タミー・ダックワース上院議員(イリノイ州)
- 国連大使:ウェンディ・ルース・シャーマン(元国務次官)、 ピート・ブティジェッジ(前インディアナ州サウスベンド市長)
(注)イエレン氏は、このほか大統領首席補佐官ポスト、大統領国家安全保障補佐官ポスト、環境保護長官ポスト、国家経済会議(NEC)議長ポストにも名前が上がる。
(藤井麻理)
(米国)
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