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(ベルギー、アフリカ)

ブリュッセル発

2020年11月02日

ブリュッセル航空(ベルギー)は、10月25日から開始した冬ダイヤで運航頻度を12%増加させた。さらに、繁忙期となる12月初旬から2021年1月初旬にかけては、9~10月に比べて約40%増便する予定だ。増便対象は全てアフリカ諸国との往復路線で、同社のアフリカ市場重視の姿勢が反映された運航計画となった(添付資料参照)。

ブリュッセル航空は、欧州20カ国・54都市、アフリカ14カ国・15都市を中心に、自社の定期路線を運航している。「新型コロナ禍」の影響を受けて、欧州路線は通常の約35%が運休しているが、アフリカ路線については、アンゴラのルアンダを除き、既に14都市へ定期便の運航を再開している。2021年2月にはルアンダ線の再開が見込まれており、アフリカの全定期路線が復旧する見通し。

同社は、以前からアフリカ路線を重視しており、「第2の本拠地(Second Home)」と位置付けて積極的に路線を拡大してきた。2019年には、アフリカ路線の利用者数が約130万人となり、同社の全利用者数の10%を超え、重要な収益源になっていた。また、ブリュッセル航空が属するルフトハンザグループは、2018年6月にグループ内のサブサハラ・アフリカ地域の路線販売を統合し、ブリュッセル航空が統括することを発表しており、今回の増便決定も、こうした背景を加味してのものとみられる。

今回の決定について、ブリュッセル航空の広報担当者は「ラ・リーブル」紙のインタビューに対し、今般の「新型コロナ禍」を受けて、アフリカ市場は同社にとってこれまで以上に戦略的に重要な市場となっていること、また、実際の需要も他地域に比べて安定的なことから、今後半年間はアフリカを中心とした運航計画を続けていく、と述べた。

(山田泰慎)

(ベルギー、アフリカ)

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