世界最大規模の海洋開発技術会議・展示会「OTC 2021」が8月に延期
(米国)
ヒューストン発
2020年11月19日
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2021年に米国ヒューストンで開催される海洋開発技術会議・展示会「OTC 2021」が、当初予定していた5月4~7日から8月16~19日に延期されると発表された。主催者は、出展者、参加者、周辺地域の健康、安全への配慮からとしている。
OTCは1969年から続く、海洋石油ガス開発関連技術を対象とした会議と展示会からなるイベントで、13の産業団体および学会からの支援組織によって開催されている。毎年、石油ガスメジャーはもとより、世界各国の石油ガスの開発・生産に関わるメーカーなどが訪れ、最新技術動向の21 トランプ収集や商談の場として活用している。
2019年にヒューストンで開催された「OTC 2019」では、100カ国以上の国から5万9,000人を超える参加者が、海洋石油ガス開発に関連する新技術の論文発表会議および展示会に参加し、日本舶用工業会が取りまとめるジャパンパビリオンには石油ガス生産に関わる企業など10以上の日本企業および機関が展示を行った。
なお、2020年5月4~7日に開催予定だった「OTC 2020」は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年3月13日にいったん延期が発表された(2020年3月17日記事参照)後、2020年4月2日に中止が発表されている。
(沖本憲司)
(米国)
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