メルカドリブレがチリ初の流通センターを設立

(チリ、アルゼンチン)

米州課

2020年10月13日

中南米最大級の電子商取引(eコマース)マーケットプレイスを運営するアルゼンチンのメルカドリブレは10月6日、チリで初めての流通センターを首都圏州のプダウエル区に設立した。2022年までに総額1億ドルの投資を見込んでおり、5,000人の直接雇用を生むとしている。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、サイバーデーのeコマース売上高が過去最高を記録するなど(ブラック ジャック オンラインバーデーのeコマース売上高、前年比42)、チリでもeコマースの利用が増加している。メルカドリブレも8月のサイト(www.mercadolibre.cl)来訪者数は前年同月の1.17倍を記録し、売上高は6倍になっている。eコマースの利用が急増する中、同社はチリにおける流通センターの設立により、供給網を強化して配送にかかる時間の短縮を図り、出品者および購入者の満足度を上げることを狙う。同センターが位置するプダウエル区にはサンティアゴ国際空港があり、航空便を利用する場合でも輸送時間短縮が期待できる。

メルカドリブレのチリ支社長のアラン・メジェル氏は、配送センターの設立により、チリ経済を活性化させること、またメルカドリブレを重要なビジネスプラットフォームとして利用している中小企業の一助となることを目指したい、と述べている(「アメリカ・エコノミア」電子版10月6日)。

(佐藤輝美)

(チリ、アルゼンチン)

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