新規感染が1日100人に拡大、政府は各種制限措置を9月30日まで再延長
(ミャンマー)
ヤンゴン発
2020年09月01日
ミャンマーの新型コロナウイルス予防・制御・治療国家中央委員会は8月28日、外出時のマスク着用義務や、午前0~4時の夜間外出禁止、集会の禁止(仕事の集まりや飲食店での飲食などを除く)などの各種制限措置について、これまで緩和された措置を除いて、その期限を8月31日から9月30日まで延長すると発表した。また、国際旅客機の乗り入れや入国ビザの発給などの入国制限措置についても、9月30日まで延長された。
ラカイン州を中心に1日で100人の新規感染が確認
保健省の発表によると、8月31日時点での新型コロナウイルス感染者数は累計787人、回復者数は累計352人、死者数は6人、総検体数は15万7,843人となっている。ミャンマーでは、長期間にわたり経路不明の国内感染は確認されていなかったが、8月下旬からミャンマー西部のラカイン州で市中感染が急増したほか、最大都市ヤンゴンやミャンマー東部のモン州などで感染者が確認されている。8月26日の同省発表では、1日当たりでは過去最多となる100人の市中感染が新たに確認されるなど、感染が拡大傾向にあり、国内では警戒感が強まっている。
なお、市中感染が拡大しているラカイン州は、全域に外出制限措置が課されており、通勤や必要な買い物、病院への外出を除き、自宅にとどまることが義務付けられている。
(細沼慶介)
(ミャンマー)
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