バングラデシュ、新型コロナウイルス累計死者数が5,000人に

バングラデシュでは9月22日、新型コロナウイルスを原因とした死者数が新たに28人確認され、累計死者数が5,000人を超え、5,007人となった。累計感染者数は35万2,178人で、死亡率は1.42％となった。9月に入り、1日当たりの検査数が増えているものの、1日当たりの感染者数は2,000人を切る日が続き、9月の平均陽性率は13.1％と、8月の平均陽性率（20.3％）より減少している。

バングラデシュでは、9月に入ってから、マスク着用、ソーシャルディスタンスの確保以外の行動規制は解除されたが、街中にはマスクを着用していない人も多い。また、交通渋滞もみられるなど、政府が新型コロナウイルスによる休業措置を取る前の状況に戻りつつある。感染者数は減少しているものの、引き続き感染対策を十分に取ることが求められている。

（安藤裕二）