オークランド以外を警報レベル1に引き下げ

(ニュージーランド)

シドニー発

2020年09月23日

ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は9月21日、新型コロナウイルスの警報レベルについて、オークランド以外の地域を同日午後11時59分以降、レベル2からレベル1へ引き下げると発表した。ニュージーランドでは、102日ぶりの市中感染発生に伴い、4段階ある警報レベルを再び引き上げていた(関連ブラック ジャック トランプ)。

レベル1では、入国規制以外の制限措置がなくなり、これまで課されていた集会人数の制限や公共交通機関利用時のマスク着用義務が撤廃される。ただし、社会的距離を保ち、衛生基準を守り、接触記録を残すことが求められており、公共交通機関やスーパーマーケットなどの混雑する場所ではマスクを着用することが推奨されている。

一方、オークランドについては、9月23日午後11時59分から、集会人数の制限を緩和し、これまでの最大10人から100人に拡大する。ただし、公共交通機関利用時のマスク着用義務は継続する。アーダーン首相は、10月5日に再度見直しを行い、警報レベルの設定を変更する場合は10月7日の午後11時59分から実施するとしている。

なお、ニュージーランド保健省によると、9月21日および22日に国内で確認された新規感染者はゼロとなるなど、感染は抑制傾向にある。

(住裕美)

(ニュージーランド)

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