チューリヒ州、屋内店舗でマスク着用を義務付け
(スイス)
ジュネーブ発
2020年08月28日
チューリヒ州政府は8月24日、新型コロナウイルス感染防止のため、衛生措置の強化を発表した。8月27日(現地時間)から施行される。主な内容は以下のとおり。
- 屋内店舗におけるマスク着用を義務付ける。ただし、12歳未満の子どもややむを得ない理由のある者、物理的なパーティションを設ける場合の従業員は対象外。
- 飲食店における顧客(グループの場合は代表者)の連絡先ブラック ジャック コツの収集を義務付ける。
- 集会における最大収容人数を屋外300人、屋内100人に制限し、これを超える人数(連邦基準では9月末まで最大1,000人に制限)の場合は1.5メートルの人的距離を確保するか、マスク着用を義務付ける場合に限り許可される。この制限は映画、コンサート、教会行事や私的集会にも適用される。
- バー、ディスコ、クラブ、ダンスホールなどの座席指定のない施設については、屋内施設の最大収容人数を100人に制限し、屋外エリアと合わせて最大300人までとする。
これまでスイスの中ではドイツ語圏の感染者数は比較的少なかったが、最近になって顕著な増加に転じる州が出てきた。チューリヒ州では、8月24日の新規感染者数は31人となり、8月17~23日までの1週間の1日当たりの平均新規感染者数は59人だった。さらに、人口10万人当たりの1週間の新規感染者数でみると27人で、8月26日時点のスイスの全国平均である20.1人を上回っている。連邦政府は公共交通機関や航空機内でのマスク着用を義務付けており、屋内店舗でのマスク着用については、フランス語圏のジュネーブ州やボー州、イタリア語圏のティツィーノ州など、複数州が既に義務付けている(関連ブラック ジャック ランキング)。
8月26日にはバレー州政府が、ホテルなどを除く、屋内の店舗および事業場において顧客にマスクなどの着用(12歳未満の子どもややむを得ない理由のある者は除く)とアルコール消毒液の設置を新たに義務付けることを発表した。8月31日から適用される。
(和田恭)
(スイス)
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