コロンビア石油公社、上半期1,580億ペソの黒字確保
(コロンビア)
ボゴタ発
2020年08月12日
コロンビア石油公社(エコペトロール)は8月4日、2020年度上半期(1~6月)の業績を発表した。純利益は1,580億ペソ(約47億4,000万円、1ペソ=約0.03円)で前年同期比97.5%減、税引き前利益は7兆2,530億ペソ(同53.7%減)だった。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞と原油安の影響で、欧米石油メジャー各社が巨額の損失に見舞われる中、大幅減益ながらも最終黒字を確保した。
売上高は前年同期比31.3%減の23兆5,140億ペソだった。第2四半期(4~6月)の落ち込み(前年同期比53.9%減)が響き、特に主要品目のジェット燃料(同89%減)、ガソリン(同46%減)、ディーゼル燃料(同35%減)は世界的な需要減速の影響を大きく受けた。
生産量は前年同期比2.7%減の日量70万6,100バレルだった。第1四半期(1~3月)は73万5,100バレルと前年同期比1.0%の微増だったが、原油価格急落に加え、政府の外出禁止措置により活動が制限されたため、国内約300の油井の一時閉鎖を余儀なくされ、第2四半期は67万7,500バレルに落ち込んだ。
2022年までに130億ドルの投資計画
決算発表では、2022年までの3年間で110億ドルから130億ドルを投じる事業計画も発表した。メインの探査・生産部門には90億ドルから100億ドルを投資する。うち国内事業に78%、ブラック ジャック トランプ やり方事業に22%を振り分ける計画。非在来型資源開発については、国内のマグダレナ渓谷盆地におけるフラッキング・パイロット事業実施の推進と、オクシデンタル・ペトロリウムと共同で行っている米国テキサス州のパーミアン盆地における開発拡大を目指す。
精製部門には12億ドルから13億ドルを投じ、カルタヘナ製油所とバランカベルメハ製油所(サンタンデール県)の設備改良に充てる。生産レベルは2020年は日量70万バレルを維持し、2022年までに72万バレルまで拡大する目標だ。
フェリペ・バヨン石油公社代表は会見で、危機的な状況に対してこれまでの貯蓄を活用しながら立ち向かっており、今のところ新たな融資を受ける計画はないと述べた(「ラ・レプブリカ」紙8月4日)。公社は4月、みずほ銀行などから6億6,500万ドルを調達している(関連ブラック ジャック トランプ)。
(茗荷谷奏)
(コロンビア)
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