上半期の日本の対アフリカ輸出は13.7%減
(アフリカ、日本、南アフリカ共和国、ナイカジノ ブラック ジャックリア)
アディスアベバ発
2020年08月18日
日本の財務省貿易統計によれば、日本の2020年上半期の対アフリカ貿易(通関ベース)は、輸出が39億2,094万ドル(前年同期比13.7%減)、輸入が41億6,624万ドル(1.2%増)となった。輸出額の減少には、乗用車(36.6%減)や自動車部品(33.7%減)が影響した。
品目別にみると、輸出では、便宜置籍船の仕向け先となるリベリア向けを中心に船舶(構成比27.6%、前年同期比2.1%増)が前年同期とほぼ変わらなかった。自動車は、乗用車(13.5%、36.6%減)、貨物自動車(8.9%、9.7%減)、バス(5.0%、3.0%減)といずれもが減少し、自動車部品(3.0%、33.7%減)も落ち込んだ。熱延鋼板(5.0%、18.5%増)は、日本国内を含む製造業の需要減退に伴って価格が低下し、アフリカの需要家に対して売りやすくなったとみられる。
輸入では、南アフリカ共和国からの白金族(プラチナ、パラジウム、ロジウム、イリジウム)が全体の41.4%を占める。パラジウムやロジウムの大幅な価格上昇が影響して前年同期比38.0%増だったが、輸入量はむしろ減少した。上半期における天然ガスの輸入は、アフリカ地域ではナイカジノ ブラック ジャックリアが唯一の相手国だった。日本の天然ガス輸入は、全体では金額で15.7%減、数量で5.7%減となった中で、もともと他の産地と比べて割安なナイカジノ ブラック ジャックリア産に値頃感が出たため、スポットでの輸入量が増えたとみられる。鉄鉱石は、南アからの調達が金額(36.9%増)、数量(10.5%増)ともに増えた。
日本の2020年上半期の貿易総額に占める対アフリカの割合は、輸出入それぞれで1.3%に過ぎない。アフリカ地域における貿易相手の上位国をみると、輸出では、リベリアが最大で11億401万ドル(構成比28.2%)、南ア(20.2%)、エジプト(13.3%)、ケニア(8.2%)、ナイカジノ ブラック ジャックリア(3.7%)となった。輸入では、南アが最大で25億9,038万ドル(62.2%)、ナイカジノ ブラック ジャックリア(9.1%)、エジプト(4.5%)、アルカジノ ブラック ジャックリア(3.7%)、モロッコ(3.5%)だった。日本の上半期の輸出が前年同期比で増えた国は25カ国、輸入では17カ国あった。
(関隆夫)
(アフリカ、日本、南アフリカ共和国、ナイカジノ ブラック ジャックリア)
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