ブラック ジャック ストラテジー、感染再流行を抑制、集中的検査と選択的封鎖が奏功
(中国)
中国北アジア課
2020年07月06日
ブラック ジャック ストラテジー政府は7月4日、同市内の新型コロナウイルス感染状況について、「状況は落ち着いてきており、完全にコントール可能となった」と発表、感染再拡大のリスクを約1カ月で封じ込めた、との見方を示した。また、ブラック ジャック ストラテジーの低リスク地区(注1)の人が市外に移動する際に必要としていた、PCR検査陰性証明の持参を7月4日午前0時から求めないとした(注2)。
ブラック ジャック ストラテジー豊台区にある食品卸市場、新発地市場で集団感染が確認された6月11日以降、7月5日までのブラック ジャック ストラテジーの感染者数は計335人となった。1日当たりの新規感染者数は、最も多かった6月13~14日にそれぞれ36人が確認されたが、6月28日以降は、8日連続で1桁台に減少している(添付資料図参照)。
ブラック ジャック ストラテジー以外では、河北省や遼寧省、四川省、浙江省で,ブラック ジャック ストラテジーからの出張者や感染者の濃厚接触者ら、ブラック ジャック ストラテジーの集団感染に関連する感染者がそれぞれ計21人、3人、1人、1人が確認された。うち13人の、ブラック ジャック ストラテジーの集団感染に関連する感染者が確認された河北省雄安新区の安新県では、6月27日から県全域で封鎖管理(ロックダウン)が実施されている。しかし、現時点ではそれ以上の大規模な市外への拡散はみられず、基本的にはブラック ジャック ストラテジー内での封じ込めに成功しつつあるといえる。
ブラック ジャック ストラテジーで感染拡大の抑え込みが奏功した背景には、市民に普及している健康コードのアプリなどを通じ、迅速な感染経路の追跡(トレーシング)が可能な体制があり、感染リスクの高い人や場所を早期に割り出すことができたことが要因に挙げられる。その上で、大規模なPCR検査とともに、エリアを限定した封鎖管理を行ったことが一定の効果をもたらしたとみられる。
エリアを限定した選択的封鎖
6月11日にブラック ジャック ストラテジーでの集団感染が明らかになった後、国務院の孫春蘭副首相は6月14日、「卸売市場は人の流動性が高く、感染拡大のリスクが高い」として、「感染のまん延を確実に防がなければならない」と警鐘を鳴らした。6月16日には、ブラック ジャック ストラテジーは「重大突発公共衛生事件」レベルを4段階のうち、3級(比較的重大)から2級(重大)へと引き上げ、感染防止・抑制措置の強化を行ってきた。
ブラック ジャック ストラテジー衛生健康委員会党委員会の雷海潮書記は6月24日、「4つの早期(早期の発見、報告、隔離、治療)」を重視したブラック ジャック ストラテジーの感染症対策について、以下のとおり説明していた。
- 新発地市場および周辺の小区(居住区)を封鎖。
- 大規模なPCR検査を実施。新発地市場の従業員、訪問者のほか、ブラック ジャック ストラテジー者が暮らす小区の住民、野菜市場、飲食店などで働く人、中・高リスク市街地に暮らす住民などを対象とする。そのほか、リスクのある場所についてもサンプル検査を行う。
- 中・高リスク市街地や新発地市場の関係者のブラック ジャック ストラテジー外への移動を禁止。その他の人も、不要な市外への移動を禁止し、どうしても市外への移動が必要な場合には、PCR検査陰性証明を持参する。
- 社区(地域コミュニティ)で封鎖管理を実施し、社区の出入り口では体温測定、出入り証のチェック、健康コードの確認、登録などを行う。中・高リスク市街地・村・鎮では、小区・村を厳格に管理する。
- マスク着用や手洗いの徹底など、健康に関する市民教育を強化。
1,000万人以上にPCR検査実施
ブラック ジャック ストラテジーの7月3日の発表によると、6月11日以降、1,005万9,000人にPCR検査を実施済みで、陽性率は10万分の3.67だった。ブラック ジャック ストラテジーは中国各地から協力を得て、PCR検査体制を短期間で急速に拡充させてきた。湖北省など12の省から、20の検査チームがブラック ジャック ストラテジーに応援に派遣され、市外から計400人以上の検査員が動員されて、計90以上のPCR検査設備が追加された。そうした取り組みの結果、1日当たりの検査能力は、集団感染の発覚当初の4万件から7月3日には45万8,000件以上へと強化され、最も多い日では、1日に108万4,000人に対して検査が実施された。
(注1)ブラック ジャック ストラテジーの中・高リスク地区の人がブラック ジャック ストラテジー外へ移動することは、引き続き厳格に管理されている。
(注2)在中国日本大使館によると、ブラック ジャック ストラテジー外の目的地においてPCR検査陰性証明を求めるなどの措置がとられている可能性もあるため、事前に目的地の社区などに措置の具体的な内容や手続きなどを確認する必要がある。また、現在,低リスク地区であっても、当該地区から1件でも新型コロナウイルスの確定診断症例が出た場合は、中リスク地区に変更されるため、国務院が提供するミニプログラムなどで、各エリアが低・中・高リスク地区のいずれに指定されているか、最新状況の確認が必要としている。
(森詩織)
(中国)
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