ASEAN主要4カ国の自動車販売台数、5月はやや持ち直すも前年同月比7割減
(ASEAN、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム)
アジア大洋州課
2020年07月10日
ジェトロが各国の自動車統計(注)から集計したところ、5月のASEAN主要4カ国(タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム)の自動車販売台数の合計は、前年同月比67.0%減の8万5,500台となった(添付資料表1参照)。前月の4万8,934台からは持ち直したものの、26万台弱だった前年同月と比べると約3分の1の水準で、低迷が続く。1~5月の合計は、前年同期比41.0%減の72万7,858台だった。5月から移動制限が緩和されたマレーシアは5月に2万2,960台となり、4月の141台から大幅に回復した。一方、4月中旬に始まった大規模社会制限が5月も継続したインドネシアでは、95.8%減の3,551台と2カ月連続で1万台を割り込んだ。
インドネシアの生産台数が大幅に落ち込み
ASEAN主要4カ国の自動車生産台数をみると、5月は軒並み前年同月に比べて約6割から10割近く減少し、合計では前年同月比77.1%減の8万3,648台となった(添付資料表2参照)。1~5月の合計では前年同期比39.6%減の108万1,104台だった。
(注)統計の出所は、自動車販売台数は、タイがトヨタ・モーター・タイランド、インドネシアがインドネシア自動車工業会(GAIKINDO)、マレーシアがマレーシア自動車連盟(MAA)、ベトナムがベトナム自動車工業会(VAMA)。自動車生産台数は、タイがタイ自動車工業連盟(FTI)、インドネシアがGAIKINDO、マレーシアがMAA、ベトナムがベトナム統計局。
(山口あづ希)
(ASEAN、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム)
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