感染者数拡大のペースは加速も、経済活動を徐々に再開へ
(ナイジェリア)
ラゴス発
2020年06月04日
ナイジェリア民間航空局のムサ・ヌフ局長は6月1日、アブジャ、ラゴス、カノなど国内5つの空港における、6月21日からの国内線旅客便の運航再開案に署名した(「PUNCH」紙6月2日)。5空港以外の国内線や国際線の運航再開には触れられていない。
同日に、大統領直下の「COVID-19タスクフォース」は、これまで午後8時~午前6時までだった夜間外出禁止の時間帯を6月2日から午後10時~午前4時に短縮すると発表したほか、2日からグレード14以上(高位職)の公務員の出勤日をこれまでの週3日から週5日(午前9時~午後2時)に増やすなど、制限していた経済活動を徐々に再開させつつある。
ナイジェリア国内の感染者数は、6月3日現在で1万819人(うちラゴスが5,277人)。1日当たりの感染者数を週ごとに比較した場合、5月第1週では平均263人(うちラゴス105人)だったが、最終週では平均328人(うちラゴス205人)となり、感染者数拡大のペースは加速している。
(谷波拓真)
(ナイジェリア)
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