国内航空便と鉄道運行を一部再開、ウイルス再拡大防止に手探り続く
(ウズベキスタン)
タシケント発
2020年05月19日
ウズベキスタン共和国特別委員会は5月15日、新型コロナウイルス感染の影響で停止していた国内航空便、鉄道旅客輸送について、5月18日から一部再開すると発表した。
国内航空便で運航を再開したのはウズベキスタン西部(ヌクス、ウルゲンチ)と南部(テルメズ)とタシケントを結ぶ便。感染予防対策として乗客を35%減らして運航する。鉄道旅客輸送に関してはタシケントとフェルガナ盆地(ナマンガン州、アンディジャン州、フェルガナ州)、ウズベキスタン南西部(ナボイ、ブハラ、カルシ)を結ぶ特急列車(ウズベキスタン号、アフロシアブ号)は乗客を50%減で運行する。
当初、国内航空便、鉄道で移動する旅客には、政府衛生検疫センター発行の新型コロナウイルス陰性証明書の提示を求めるなどの条件が付されたが、5月18日にはこの条件が撤回された。経済活動と人の移動再開に伴う新型コロナウイルス感染の再拡大防止への取り組みについて、現場での試行錯誤が続いている。
(高橋淳)
(ウズベキスタン)
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