「フード・ショッピング・キャンペーン」開催、ライブ配信の視聴者数は4,000万人

中国で5月17日、「517（ウー・ヤオ・チー）」と「ウォー・ヤオ・チー（私は食べたい）」の語呂に合わせ、食品メーカーや電子商取引（EC）のプラットフォームが食品や調理器具など関連商品のセール「517食貨節（517フード・ショッピング・キャンペーン）」を開催した。

大手ECプラットフォームのタオバオは、中国でトップクラスの人気を誇るキーオピニオンリーダー（KOL）（注）によるライブ配信を実施し、60種類以上の商品紹介を行った。ピーク時の視聴者数は4,000万人に達し、ライブ配信直後に完売した商品も多かった。

ライブ配信で販売されたのは菓子、アルコール飲料、調理器具など通常の商品のほか、大手デリバリー企業のデジタル引換券もあった。デリバリー引換券は携帯電話番号を記入すれば配布され、有効期限内に使用でき、使用しなかった場合は自動的に返金される仕組みとなっている。

（注）SNSなどで多くのフォロワーを持ち、ネット上で影響力のある人物を指す。

（内田剛）