5月4日から企業活動を徐々に再開
(パラグアイ)
ブエノスアイレス発
2020年05月07日
マリオ・アブド・ベニテス大統領は4月24日、政令3564号にて、4月26日まで延長していた外出制限(4月14日記事参照)を5月3日まで再度延長し、5月4日以降は4つのフェーズに分けて国内の企業活動を徐々に再開するとした。
4つのフェーズおよび該当企業は以下の通り。今後は、効果を検証しながら次のフェーズに移行し徐々の活動再開できる企業や業種を増やしていく。
パラグアイ国内の新型コロナ感染者は4月24日時点で223人、死者9人と中南米諸国の中で比較的感染者数が少ない。
段階的な企業活動再開の対象は次のとおり。
(1)フェーズ1(5月4~21日)
- 産業(一般工場、機械工場、建設)、公共事業、 初期工程の土木工事
- 小規模サービスプロバイダー(3人まで):マッサージ師、美容院、マニキュアペディキュア、家庭用サービス、庭師、配管工、大工、塗装工、電気技師、弁護士、会計士、コンサルタントなど
- 配送・集荷サービス(消費者に配送可能な商品および製品)
- 個人の身体活動
(2)フェーズ2(5月25日~6月11日)
- 最大800㎡の商業店舗(人々が集結するようなショッピングセンターなどを除く)
- プロスポーツ(観客を伴わないもの)
- オフィスでの企業活動
- 建設(土木工事全般)
- 文化的イベント(観客を伴わないもの)
(3)フェーズ3(6月15日~7月2日)
- 800平方メートル超の商業店舗(フードコート、ゲームセンターは対象外)
- 観客を伴わないスポーツ施設(ジム、スポーツセンターなど)
(4)フェーズ4(7月3日以降)
- バー、レストラン、イベント、宿泊施設全般
(紀井寿雄)
(パラグアイ)
ビジネス短信 a61a57c21339d1f3