カリフォルニア州など米西海岸3州、経済活動再開に向けた共同声明を発表
(米国)
サンフランシスコ発
2020年04月14日
米国カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事、ワシントン州のジェイ・インスレー知事、オレゴン州のケイト・ブラウン知事は4月13日、各州の将来的な経済活動再開や新型コロナウイルスの抑制に向けた共同ビジョンを発表した。これら西海岸3州は、各州で具体的な計画を策定する際に、以下3つの原則に従うことに合意した。
- 住民の健康を第一に優先する:西海岸(の3州)には米国民の6人に1人が居住しており、かつ米国にとって世界への玄関口ともなっている。西海岸各州は新型コロナウイルス感染症を抑制し、最終的に終息させることに全力で取り組む。
- 政治的観点ではなく、疾病の予防・治療を目指し、科学的根拠に基づき決定を行う:現在発令している自宅待機令の変更は、各地域で講じられている感染拡大抑制措置など、感染症の衛生面への総合的な影響についての理解に基づいて決定しなければならない。データに基づいて決定を行い、(経済活動の)大規模な再開の前に感染率の低下を確認する必要がある。
- 各州、地域の指導者と協力することで成果を上げる。
ニューサム知事は4月13日の会見で、カリフォルニア州の計画の詳細については翌日14日に説明すると述べた。
(石橋裕貴)
(米国)
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