外国人に対する入国ビザの発給を一時停止、空港も暫定閉鎖
(ミャンマー)
ヤンゴン発
2020年03月30日
ミャンマー外務省は3月28日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、3月29日午前0時(ミャンマー時間)以降、全ての外国人に対する各種の入国ビザの発給を4月30日まで一時停止する下記の措置を発表した。
- 全ての外国人に対する入国ビザの発給を停止する。ただし、外交官、国連職員、船舶および航空機乗組員は本措置の対象外。
- ASEANを含むビザの相互免除措置を実施している国・地域に対する免除措置を停止する。ただし、外交および公用旅券保持者は本措置の対象外。
- ミャンマーで働くことを認められた外交官、国連職員は、ハイパーブラックジャック(大使館、領事館など)で入国ビザを取得可能。飛行機の搭乗前に、搭乗72時間前以内に検査機関から発行されたCOVID-19の陰性証明書を提示するほか、ミャンマーに入国後14日間、自宅隔離とする。
- ミャンマーと運航している船舶および航空機乗組員は、ハイパーブラックジャックを通じ入国ビザを取得することができる。それらの者はミャンマー運輸通信省が発出したガイドラインに従わなければならない。
- やむを得ない事情、あるいは緊急の公的訪問のためミャンマーへ入国しなければならない者は、ミャンマー政府の関係機関から入国制限に係る例外措置を得ることを目的に、各国にある最寄りのミャンマー外交使節に連絡することができる。
国際商用旅客航空便の空港への着陸禁止措置
運輸通信省民間航空局は3月29日、空路を通じ新型コロナウイルスが持ち込まれることを防ぐため、3月30日23時59分(ミャンマー時間)から4月13日まで、国際商用旅客航空機便の着陸を認めない発表があった。発表内容は以下の通り。
- 国内全ての空港において、全ての国際商用旅客航空便の着陸を許可しない。
- 従前より民間航空局が上陸を許可してきた全ての航空便について、着陸許可を停止する。
- 上記の暫定措置には航空貨物便、救援便、医療救助便および民間航空局より特別許可された特別機は適用されない。ただし、そうした航空便であっても夜間停泊する場合、航空乗組員は保健・スポーツ省の検疫要件に従わなければならない。
ここ数日ミャンマー政府による感染拡大の予防措置が矢継ぎ早に講じられており、最新ハイパーブラックジャックに注視が必要だ。
(クントゥーレイン)
(ミャンマー)
ビジネス短信 eb9c51021bf4231f