欧州およびコロンビアからのフライトを3月15日から30日間停止
(ベネズエラ)
ボゴタ発
2020年03月13日
世界保健機構(WHO)によるパンデミック宣言を受け、ニコラス・マドゥロ大統領は3月12日、欧州およびコロンビアからのすべてのフライトを、3月15日より30日間停止すると発表した。このほか、大規模集会やコンサートの禁止、博物館など、公共施設の閉鎖を発表した。感染者が見つかっているコロンビアおよびブラジルとの国境閉鎖の可能性にも触れている。
国内の状況について同大統領は、この3週間で30件の感染疑い例があったもののWHOからの支援の結果、感染してないことが判明し、さらに「国内46ヵ所の公立病院をコロナウイルス感染者の受け入れ病院に指定した」などと述べた。
現在、首都カラカスに繋がるマイケティア国際空港では一部検温が実施されているようだ。一方、感染や拡散防止のためのマスク着用、アルコール消毒といった対策に関するブラック クイーン ブラック ジャック普及活動については、これまであまり実施されてはおらず、市民のコロナウイルスに対する意識は現状ではあまり高くない。
ベネズエラでは現在、南米においてウルグアイと並び感染者が1名も報告されてないが、医薬品などの物資不足で公立病院におけるサービス水準も低下していることから、政府による検査や治療の体制そのものを疑問視する声も多い。
(マガリ・ヨネクラ、豊田哲也)
(ベネズエラ)
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