コーカサス3カ国の新型コロナウイルス感染者は7人
(アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニア)
イスタンブール発
2020年03月09日
アゼルバイジャン政府は2月29日、イラン渡航歴のあるアゼルバイジャン人2人とロシア人1人が新型コロナウイルス(COVID-19)に感染したと発表した。3月4日現在の感染者はこの3人。同政府は3月1日に新型コロナウイルス対策としてイラン国境を閉鎖し、イランにいるアゼルバイジャン人の帰国に向けた準備を進めている。また、3月3~9日の期間で全国の学校を休校にした。
ジョージアでは2月29日に感染者は3人と報告された。3人とも最近イラン渡航歴があり、ジョージアに帰国した後に感染していることが判明した(感染者は3月4日現在も3人)。ジョージア政府は対策として、学校や幼稚園、交通機関などの殺菌消毒活動のため、3月16日まで学校を休校にした。さらに、市民の意識を高めるためのウェブサイトを立ち上げた。
アルメニアのニコル・パシニャン首相は3月1日、テヘランから入国したアルメニア人が感染していることが確認されたと発表した。3月4日現在の感染者はこの1人。アルメニア政府はイランとの国境ゲートを完全に封鎖し、全国の学校を1週間休校にした。
(エライ・バシュ)
(アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニア)
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