キャセイパシフィック、羽田から香港へ臨時貨物便運航、農水産品輸出に朗報

(香港)

香港発

2020年03月23日

農林水産省は3月18日、農林水産物・食品輸出プロジェクト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(以下、GFP)(注)登録者に対し、香港のキャセイパシフィック航空が羽田発香港行きの生鮮貨物専用の臨時便の運航を決定したと伝えた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、航空便減便などで香港向けの日本産農林水産物・食品の輸出に多大な影響が出る中、GFP登録事業者である同航空が3月中に臨時貨物便3回の運航を行う。運航日などは以下のとおり。

  • 運航日:3月24日(火)、27日(金)、31日(火)
  • 便名(発着時刻):CX543(羽田発10:45→香港着15:00)
  • 使用機材:A330
  • 貨物総最重量:約20トン

GFPを主管する農林水産省輸出促進課は「羽田午前発・香港午後着の貨物便は、豊洲市場の鮮魚などを香港の日本料理店などに直送するために利用されてきた。今後の臨時貨物便増発につなげるためにも、ぜひ臨時便を積極的に利用してほしい」とコメントしている。臨時便についての問い合わせは、キャセイパシフィック便を取り扱う利用運送事業者(フォワーダー)各社まで。

(注)GFPとは、Global Farmers/Fishermen/Foresters/Food Manufacturers Projectの略称、農林水産省が推進する日本の農林水産物・食品輸出プロジェクトの一つ。

(前田久紀)

(香港)

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