三菱日立パワーシステムズ、メキシコの地熱発電所にデジタルソリューション導入
(メキシコ)
メキシコ発
2020年03月30日
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は3月25日、メキシコの太平洋岸ナヤリ州のドモ・デ・サン・ペドロ地熱発電所(Domo de San Pedro Geothermal Power Station)に「MHPS-TOMONI」というデジタルソリューションを導入する契約を締結したと発表した。リアルタイム状態・性能監視システムである「MHPS-TOMONI」の地熱発電所への導入は、MHPSにとって初めて。これにより、地熱ガスや不純物による発電設備の劣化をブラック ジャック ゲーム ルール通信技術(ICT)を利用して監視し、定期検査の間隔を延長し、設備の運用改善・性能向上につなげることが可能になる。
ドモ・デ・サン・ペドロ地熱発電所は、2014年にメキシコの発電会社グルーポ・ドラゴン(Grupo Dragon)傘下のヘオデサ(Geodesa:Geotérmica para el Desarrollo)から、メキシコにおける13基目の地熱発電設備として、MHPSがEPC(設計・調達・建設)フルターンキー契約で受注した。運転開始は2016年、出力は2万7,000キロワット(kW)。
再生可能エネルギーのシェアは約15%
エネルギー省によると、2018年の電源別発電電力量の構成比は、炭化水素資源が82.9%を占め、原子力は2.4%、再生可能エネルギーは10.4%だった。再生可能エネルギーの中で見ると、バイオマスがその55%を占め、地熱は17%にとどまる。
(志賀大祐)
(メキシコ)
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