連邦航空庁、3月23日より外国との定期旅客便運航を一時的に制限

(ロシア)

欧州ロシアCIS課

2020年03月25日

連邦航空庁は3月22日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ロシアと諸外国を結ぶ航空旅客輸送を3月23日以降、一時的に制限すると発表した(2020年3月20日付連邦政府指示第TG-P12-2111号)。

EUやEFTA加盟国、ユーラシア経済連合加盟国の首都などのほか、ニューヨーク、トロント、東京を含む146の都市への定期便による旅客輸送、およびチャーター便(ロシアおよび行先国の国民を輸送するもの)は、当該国籍者全員が帰国するまで対象外となる。対象外となる都市のリストの詳細は連邦航空庁の公式サイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。

なお、これに先立つ3月18日にミハイル・ミシュスチン首相は運輸省に対して、3月20日以降、英国、米国、アラブ連邦国への定期旅客便の運航を一時的に制限する指示を出している(ただし、モスクワのシェレメチェボ空港ターミナルF発着のロンドン、ニューヨーク、UAEのアブダビ行きの便を除く)(連邦政府発表3月18日)。

今回の措置により、ロシアにおける国際定期便の運航は、事実上モスクワ発着のみ、目的地は各国一都市に限られ、チャーター便は帰国用に限定されることになる。制限される期間は発表されていない(ロシア旅行事業者協会発表3月23日)。

モスクワのシェレメチェボ国際空港は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月20日からターミナルEとCを閉鎖し全便をDとFターミナルに集約するとしている(「コメルサント」紙3月19日)。

(秋塲美恵子)

(ロシア)

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