インドネシア、マスクや医療・衛生用品の輸入便宜措置講じる
(インドネシア)
ジャカルタ発
2020年03月31日
インドネシア政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、マスクや医療・衛生用品の輸入便宜措置を講じた。商業大臣規程2020年第28号において、輸入便宜の対象物品を下記のとおり規定し、2020年3月23日から施行している(添付資料参照)。
本輸入便宜措置は、対象物品について、2020年6月30日までの間、輸入港のいかんを問わず、船荷証券(B/L)を提出すれば、船積前検査の実施および検査結果報告書の提出を免除するというものだ。
インドネシアでは、通常は、上記に示した物品をはじめとする特定製品(食料・飲料、伝統的医薬品・健康食品、化粧品・健康器具、衣料品、フットウェア、電気機器、玩具)を、一般輸入ライセンス(API-U)保有企業(商社など)が輸入する場合は、船積前検査および検査結果報告書の商業省への提出が必要で、輸入できる港も商業大臣規程2015年第87号および商業大臣規程2019年第24号のとおり限定されている。
(佐々木新平)
(インドネシア)
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