ロシア、韓国からの空路での外国人入国を一時的に制限
(ロシア)
欧州ロシアCIS課
2020年03月02日
ロシア政府は2月27日、韓国からロシアへの空路での入国を一時的に制限する措置の導入を発表した(2020年2月27日付連邦政府指示第448-r号)。
3月1日から、モスクワのシェレメチェボ空港を除いて、韓国からの空路での外国人入国を一時的に制限する。ただし、ユーラシア経済連合(EEU)加盟国の国民、航空機の乗務員、公式代表団、ロシア連邦での居住許可保有者は対象外となる。
運輸省によると、シェレメチェボ空港を発着するアエロフロートと大韓航空の便は引き続き運航され、全てターミナルFに集約される。また、3月1日以降、在韓国のロシア国民およびEEU加盟国の国民、在ロ韓国人の帰国のため、オーロラ航空、S7航空、ヤク―チヤ航空がチャーター便を運航する予定(「インターファクス通信」2月27日)。
加えて、新型コロナウイルス対策本部の本会議(2月26日)で、感染者数が増加しているイランについて、2月28日から商用と人道目的を除いて、イラン人へのビザ(トランジットビザを含む)発行停止措置の導入が決定した。
ロシア外務省は、連邦内へのコロナウイルス感染症の侵入を防ぐため、韓国、イラン、イタリアへの旅行について、不要不急の場合を除いて一時的に控えるよう勧告している。
(加峯あゆみ)
(ロシア)
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