大票田カリフォルニア州の民主党予備選、予想どおりサンダース候補が勝利
(米国)
サンフランシスコ発
2020年03月05日
米国大統領の民主党候補指名争いを14州・1自治領で行う「スーパーチューズデー」が3月3日、カリフォルニア州でも行われた。
一般代議員数(415人)が全米で最も多い同州では、投票前の予想どおりバーニー・サンダース氏が勝利した(表1参照)。
カリフォルニア州では、ヒスパニック系から支持が厚いサンダース氏の有利が予想されていた。CNNの出口調査によると、予想どおりヒスパニック系の投票者の約5割が同氏に投票した(表2参照)。また、18~29歳、30~44歳の有権者からの支持はそれぞれ61%、57%と圧倒的で、2位のバイデン候補の7%、10%とは対照的な結果となった(表2参照)。
同州で得票率3位のマイケル・ブルームバーグ氏は3月4日の朝、指名候補争いからの離脱とバイデン候補支持を表明した。同氏は、大統領選キャンペーンに5億ドル以上の個人資産を投入したにもかかわらず、立候補から100日ほどで退くことになった。
なお、カリフォルニア州は、2016年大統領選時の予備選挙を6月に行ったが、2020年は投票の影響力を強めるため、予備選期間の前半に当たるスーパーチューズデーに日程を変更した。
(田中三保子)
(米国)
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